着替えはどのくらい持てばいい? 添乗員のスーツケース大公開!

荷物はどれくらい持てばいい?

スリーパス越えと三大ピーク登頂 30日間の場合~

お客様から、「着替えはどのくらい持てばいい?」というお問合せをよくいただきます。
確かにヒマラヤトレッキングでは、洗濯できるポイント、1日で乾くのか、洋服の着回し方法など、普通の都市部の観光旅行とは少し勝手が違う部分があります。
念のため、たくさん持っていきたいところですが、ネパールの国内線は荷物制限が10kgまで。
なるべく荷物はコンパクトに、使い回しを考えて準備しましょう!

そこで、当社のツアーで最も長い30日間のツアーで、添乗員がどの程度の荷物を持って行くのか、スーツケースの中身を大公開します!
スーツケースを公開するのは・・・

ヒマ観一几帳面な男・高橋です!

ヒマ観一几帳面な男です!

■靴下

5本指のインナーソックスを3セット持っていきます。蒸れ防止にもなりますし、薄手なので洗ってもすぐに乾きます。靴下は全部で5足。群れ防止のために5本指ソックスを愛用しています。トレッキングソックスも3足。しっかりとした素材のもので、足底のアーチを保てるものです。(恥ずかしながら高橋は偏平足なので・・・靴下と靴のインソールにはこだわっています)なお、3足のうち1足はあくまでも予備。

■Tシャツ

半袖は5着。速乾性素材。
うち2着くらいは予備の感覚。肌着として利用し、洗濯できるポイントで水洗いやお湯洗いをします。天気が良ければすぐに乾きます。

Tシャツ

■長Tシャツ

これも速乾性のものマストです。私は2着しか持っていきません。
肌着のTシャツの上に着るので、汗などでそれほど汚れないと・・・勝手に思っています。

長袖Tシャツ


■標高4000m台の防寒具

ヒートテックの肌着上下、フリース、ネックウォーマーなどです。
フリースについては、2000m台から常にサブザックに入れておきます。
なお、4000m前半までの行程でしたら、ヒートテック肌着はロッジでの滞在中にのみ着用。
行動中は暑くなるので、着脱できるアウターで調節します。
首を冷やすと一気に体感温度が下がるので、標高が低いところでも、ロッジでは必ず着用しています。

標高4,000m以上の装備

■レインウエア(上下)

当然必携の装備。常にサブザックに入れておきます。
風がある日など、アウターとして利用することもあります。
また、標高5000m台の行動やカラパタールなど5000mピークのスタート時(主に早朝)に着用することもあります。

レインウェア

■ダウンジャケット

4000m台中盤までは主にロッジについてから着用(高橋は寒がりと言われています)。それ以後は朝の出発時に冷え込むので、行動開始時から着用しています。しっかりとした厚手のダウンジャケットです。
3000m台までのトレッキングでしたら、薄手のもので良いでしょうが、5000mツアーではしっかりとした防寒具が必要です。
なお、ダウンジャケットはなるべく肌に近くなるように着ます。本当に寒い時には、Tシャツ、長Tシャツの上にダウンを着ます。そしてフリースや雨具の上などを重ね着すると、あったかいです。(フリースの上にダウンを着てもダウンの機能が発揮されない場合があります)

ダウンジャケット

■トレッキングパンツ

夏から秋用のものを2本、防寒用を1本。
防寒用については、5000m台の行動時や4000m後半の標高での滞在中に着用します。
水場のあるロッジでは、到着後に裾だけさっと水洗いすることもあります。
エベレスト街道は埃が大変なので・・・。

トレッキングパンツ

■アタック用の防寒具

帽子は2種類。
厚手の毛糸ものとフリース地の日よけ用。パス越えもアタック時もスタートは早朝になります。通常の薄手のニット帽の上に毛糸の帽子をかぶって出発。日が出てきて暑くなれば、フリース地の日よけ用に変えて調節します。手袋は冬用の風を通さないものをアウターとし、薄手のものと2重にします。トレッキングパンツもしっかりとした防寒・防水の素材のもので、オーバーズボンとして利用しています。アウターも同様。ダウンジャケットの上に着用します。

アタック時の装備

■手袋や帽子、バンダナなど

手袋は日よけ用の薄手、フリース、防寒用の3種類。
フェイスマスクは2枚持っていきます。
エベレスト街道は埃対策が重要なので、トレッキングのスタート時から口元を覆うようにしています。ちょっと寒いときでもネックウォーマー替わりになるので便利ですよ。
下着は3着。
この他にやや長い下着を1着持っていき、寒くなった時に使います。また、筋肉を補強するタイツも利用しています。

帽子など

タイツなど

■ロッジ用着替え

高橋のこだわりですが、ロッジ用の靴下、パンツを別に持って行きます。
下だけでも着替えると、なんとなくすっきりします。
また、靴下や埃にまみれたトレッキングパンツの裾もさっと洗うことができます。

ロッジ用の着替え

■スパッツ

ほとんど使ったことはないのですが、一応装備に入れています。

スパッツ

■ストック

これも個人的にはほとんど使わないのですが、念のため持っていきます。

ストック

■パッキング

全部小分けに袋詰めしてから、 スーツケースに詰めて、隙間にボトルを入れます。片側には衣類ばかり、もう片側にはどうしても大きい荷物になるアタック時の防寒具と衣類以外もの(薬箱、トレッキングシューズ、サンダルなど)を入れます。
いざ、空港で開けるはめになっても、どちらにどの種類を入れたのか一目瞭然だと、すぐ取り出せます。

パッキング

■その他

業務に必要な薬やトレッキング中に必要な食糧などを少し詰め込んで終わりです!

スーツケース全体

ちなみに・・・ 機内持ち込みやトレッキング中に持って歩くザックは30リットル程度のサイズ。貴重品、カメラ、水、ジャケットなどを入れます。A4サイズのパンフレットと比較しても、あまり大きくないのがお分かりいただけると思います。

手荷物

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