ヒマラヤのステップアップにおすすめ!アンナプルナ内院トレッキング

ネパールで人気を二分するヒマラヤと言うとやはりエベレストとアンナプルナ。どちらも8,000mを超え、世界中の登山隊がその頂を目指す山でもあります。
そんなヒマラヤのベースキャンプと聞くと、登山隊が物資を運びこんで、サポートチームが待機していて・・・なんて、少し自分とは別世界の話に感じてしまうかもしれませんが、行ってみたいという憧れを持っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。


↑世界各国の登山隊が集まるエベレスト・ベースキャンプ。

ホテル・エベレスト・ビューの次のトレッキングにオススメ!

アンナプルナベースキャンプ(内院)の標高は4,130m。エベレストベースキャンプの標高が5,350mなので、比較するとなんと1,000m以上も低い場所にあることがわかります。
さらにホテル・エベレスト・ビューから日帰りで挑戦できる4,000mピークであるクンデピークの標高が4,200m。アンナプルナ内院はそれよりも低い標高です。
ホテル・エベレスト・ビューのツアーに参加された方の中には「今度はもっとヒマラヤに近づいてみたくなった」という方も多くいらっしゃいます。
日帰りで4,200mピークに到達したら、今度は宿泊を伴う4,000m台へ!
なんとなく、挑戦できそうな気がしませんか?

トレッキングルート
エベレスト街道はトレッキングスタート地点のルクラ(2,840m)から3日間かけて3,880mのホテル・エベレスト・ビューへ向かうのに対し、アンナプルナ内院へはスタート地点のカーレ(1,700m)から7日間かけて4,130mのアンナプルナ内院へ向かいます。
日数が長いので大変に思われるかもしれませんが、その分ゆっくりと標高を上げていくので、エベレスト街道に比べ高山病のリスクが少なくなります。
標高が低い場所からのスタートのため、民家との距離も近く、子供たちが遊んでいたり、洗濯をしていたり、のどかなネパールの農村生活を垣間見ながら歩きます。

農村風景を過ぎると、マイナスイオンたっぷりの樹林帯にはいります。アンナプルナ地域は、森林が多く酸素量が多いというのも、高山病になりにくい要因のひとつです。

アンナプルナ方面のトレッキングコースの特徴と言えば、整備された石段の道とアップダウンの繰り返し。

「えー!さっき登ったのに今度は下るのー?」なんて思ってしまうかもしれません。

標高が3,000mを越えたあたりから、風景は一転して荒涼とした岩峰群に変わります。

デウラリからは6,000m級の山を眺めながら、緩やかな登りが続きます。

マチャプチャレベースキャンプまで来たら、アンナプルナベースキャンプはもうすぐです!

アンナプルナ内院到着!


アンナプルナ内院に到着です。少し服装に注目してみてください。みなさん思ったよりも薄着じゃありませんか?アンナプルナ内院は気温が高く、季節によっては「暑いくらいだった」という声もあり、半そで姿の欧米人も見かけるほどです。

アンナプルナ内院に連泊!

アンナプルナ内院には2泊します。登山シーズンのみテントが張られるエベレストベースキャンプとは異なり、こちらはロッジが常設ですので過ごしやすい環境です。

ロッジに到着したら、手ぶらで周辺の散策をお楽しみください。

ヒマラヤの大きさを体感できますよ!

アンナプルナ内院では24時間、様々な表情のヒマラヤを楽しむことができます。
夕方、マチャプチャレが夕焼けで赤く染まります。

夜、アンナプルナの峰々の上には満天の星空と天の川。

朝、アンナプルナⅠ峰が黄金色に輝きます。

昼、真っ青な空の下、アンナプルナⅠ峰が太陽の強烈な光を受けて白く輝きます。

360度ヒマラヤに囲まれ、サンスクリット語で『豊穣の女神』という意味のアンナプルナの懐深くに入り込んだこの場所はまさに聖域。
『内院』の言葉がぴったりと当てはまる神聖な場所です。
内院でヨガをしている欧米人がいたので、仲間にいれてもらいました。

トレッキングの締めくくりはヒマラヤの温泉!

アンナ内院を出発し、トレッキングの締めくくりはヒマラヤの温泉地ジヌーへ。
お湯は温めですが、トレッキングルート沿いに流れるモディ・コーラ(川)のすぐ脇にある温泉で旅の疲れを癒し、リフレッシュ。入浴には水着やラッシュガードが必要ですので、お忘れなく!

いかがでしたか?
アップダウンがあり、日数も長いため、一度ホテル・エベレスト・ビューに行かれた方に、ぜひ挑戦していただきたいコースです。
ヒマラヤを遠くから眺めるだけではなく、是非『豊穣の女神アンナプルナ』の懐深くに入り込みその美しさを偉大さを体感してください!

アンナプルナ内院ゆったりトレッキング16日間

シェアする