ヒマラヤトレッキング中に気を付けたい ちょっとしたマナー編
日本では当然のマナーが、海外では非常識になることがあるかもしれません。
ぱっと思いつくものでは、日本人が麺類を食べる時のすする音なんかもそうかもしれません。
ヒマラヤトレッキング中は決して広いとは言えないロッジで、他の国の人と一緒になる事もあります。
その時、お互い気持ちよく過ごせるかどうかで、旅の印象もがらりと違うはずです。
今回は、無意識にやってしまいがちな事例や、実際にあった外国人のびっくり行動をご紹介します。
≪無意識にやってしまいがちな要注意行動/ヒマラヤトレッキング編≫
◆小分けに便利なビニール袋
旅行はもちろん、日常生活でも持ち歩いている方は多いはずです。
そのビニール袋について、以前ロッジの人から言われたことがあります。
日本人は朝早く起きて部屋のなかでぼそぼそと話をしたり、ビニールを
カシャカシャしながらパッキングをするので他の外国人からクレームがあったそうです。
ロッジの壁は薄いところが多く、小さな物音でも意外と隣の部屋まで聞こえてしまうもの。
まだ他の人が寝ているような早朝は、少し気を配って荷物整理をしましょう。
◆ストーブ
標高が高くなるにつれ、寒さが増してきます。
そんな時、ロッジにストーブがあるとついつい側に行って暖まりたくなってしまうもの。
しかし、これをすると熱が人によって遮断されて部屋全体が温まらないそうです。
ゴラクシェプ(5100m)の小屋では、ストーブの周りに固まらないようにわざわざ注意書きのボードを出しています。
夕方サンセット写真を撮ったあと、めちゃくちゃ寒かったのでみんなであたっていたら、すごく怒られました。
朝晩は冷える事が多いヒマラヤトレッキング。
寒さが苦手!という方は、ホッカイロを持って行った方がいいでしょう。
ストーブで洗濯物を乾かすのもご法度ですよ!
◆ストックの収納
使わないストックはザックに収納するのが便利ですが、意外と多いのがストックの石突を上にして収納している方。
ザックが汚れるのを気にされるのかもしれませんが、ちょうど人の顔の高さになるため、
他の方に怪我をさせてしまう恐れがあります。
収納する際は石突にゴムキャップを被せて巾着などで覆うようにしましょう。
◆ポーターや家畜が優先
これは当社のお客様のほとんどの方ができていることなので、明言する必要もないかと思いますが、
トレッキング中の通行はポーターや家畜が優先です!
登りが辛くなってくるとつい周囲が見えなくなってしまう事もあるかと思いますが、
ポーターは何十kgという重たい荷物を持っています。中には自分の体よりも大きいものを担いで歩いて
いるポーターもいます。
そんな彼らを見つけたら、道を譲って先に通してあげましょう。
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≪ロッジで見かけたこんなびっくり行動!!/ヒマラヤトレッキング編≫
◇ロッジで自前のコンロ
外国人グループがロブチェのロッジのダイニングテーブルにコンロを置いてラーメンを作りだしたり、
乾燥した魚で出汁を取ってロッジ中に匂いが充満したことがありました。
日本の山小屋の感覚ではありえません。
その国の山小屋では多分普通なのかもしれません。
◇陽気に歌って盛り上がりすぎ
欧米人に多いのが、よく歌って盛り上がるグループ。
1曲、2曲程度ならまだしも、時には遅くまでやっていることも。
迷惑な時は、遠慮なくガイドかロッジの人に止めてもらうよう伝えましょう!
いかがでしたでしょうか。こんなの当たり前!と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
実際、こんな場面に遭遇した時、「ああ、そういえば・・・」と思いだして頂ければ幸いです。